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完成写真からの各部解説(;^_^A(『君川丸1942』(アオシマ版)製作その⑤)

このところ急に春めいてきてくれて助かりますが。。。


スギ花粉は相変わらず絶好調という感じでしょうか・・・?(;^_^A


さて、今日の記事は前回でサクッと完成まで行ってしまった(笑)

アオシマ版「君川丸1942」の各部の解説になります。m(__)m
(ホントスミマセン(笑))


まずは全景の写真から。。。





kimikawa3402.jpg


アオシマ版君川丸ですが、


それまでピットロードしかなかったこのタイプのキットで

致命的に船体の長さを間違えてキット化してしまったという

呪縛を解いてくれた待望のキットです(^^ゞ
(なんせいきなり真っ二つにカットして延長しなくてはならなかった。。。)


実艦本来の高速貨客船としての美しい船体を

余すことなく再現してくれているので

作ってみたくなる方も増えるかと思います(^^)/


ディテールアップパーツについては

アオシマ版の標準的なPEもあるものの

流通量か少なく(限定SD版のみ?)

内容もそれなりなので基本汎用品で構成する必要があります。


金属線なども適宜使いながらポイント部分を

写真に書き足してみました(^^ゞ


kimikawa3403.jpg


kimikawa3404.jpg


kimikawa3406.jpg


kimikawa3405.jpg


艦前半部分の工作についてはいずれ

同型艦の「神川丸」の製作の時にでも解説しようと思います。



一部を別パーツ化することで同型艦4隻の

細かな差異をも再現するという意欲的なキットなので

一通り製作してみたいと思っています。


キットそのものはいわゆるアオシマスタンダードの

もろもろ”アマアマ”なゆるーい性格のキットだと思うので(笑)


作り直すところは思い切ってカットして

小ざっぱりさせてから、付け足していく、というステップになろうかと思います。^^



ただ、この「整えていく」作業を通して、全体的なフォルムの良さや

魅力的なシルエットにすぐに気づけるところも

やはりアオシマならではの実に心憎い魅力(笑)の一つなんだと感じますね~(^^ゞ




ということでここまでご覧いただきましてありがとうございます。

次回はまた違うテーマでの製作記事の予定です^^


ではまた(^^)/
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いつもの悪いクセ?(笑)(『君川丸1942』(アオシマ版))製作その④

最近いきなり春めいてきていますが。。。

スギ花粉も絶好調に飛んでいるようなので花粉症の方は

実にうっとおしい季節の到来という感じでしょうか・・・(;^_^A


かくいう工場長も一時ひどい花粉症に悩まされていましたが

あるタイミングで体質改善的なことが起こったのか

現在ではひどい日に多少目がゴロゴロという程度でなんとか切り抜けているここ何年かです(+_+)



さて、アオシマ版「君川丸1942」ですが。。。

当工廠のいつもの悪いクセ(笑)ということでいきなり仕上がってしまっています。
(ホントごめんなさいm(__)m)

まずは木甲板の処理が済んだところで

キットのパーツで組付けられるものはすべて組み付けていきました。






kimikawa3321.jpg


kimikawa3322.jpg


kimikawa3323.jpg


手順としてはいろいろとあるとは思いますが

このキットに関しては各部の処理を丁寧にすることで

写真の状態まで組み付けても大丈夫な気がします^^


ベースを組んでしまってからいわゆる”付け足し”に類する

エッチングパーツやそのほかのディテール追加の作業をするほうが

イメージを追いかけやすいかと考えています。


この作品の製作の主目的になる

”主役”の水上機関係です。


kimikawa3324.jpg


kimikawa3325.jpg


この段階ではサンプルの出力品でまずは雰囲気を確認してみる、

ということが最大の目的でもあったので

それなりに検証しつつ仕上げてみていっています。

一応搭載機の機体番号も垂直尾翼にデカールでマーキングしてあります(笑)


、、、、で


kimikawa3326.jpg


一気に仕上げるまで(時間もなかったので)写真も撮らずに

走り切ってしまっていました。。。(ホントごめんなさい(二回目))


作品はアクリめいと製ステージ型オーダーケースに収めて。。。



kimikawa3327.jpg



写真のように展示用に整えました。(;^_^A


昨年の静岡ホビーショーにお越しくださった方の中には

実際に目にしてくださった方もいると思います。


5月に入ってからの作業でほぼ10日くらいの突貫工事だったので

そこそこ力業で押し切った感もあるので何ともですが。。。(^^ゞ



完成写真も少ないとはいえ撮りましたので、

次回の製作記事で、各部手を入れた部分などに加筆して

掲載しようと思っています。



昨今のいわゆる3D出力品のクオリティの進化には目を見張るものがあります。

一年で劇的に変わるので、今回の作品に採用した水上機パーツに関しては

あくまで、一年前のサンプル出力での状況、という風に見てもらえたらと

思います。m(__)m


このブログではあえて、どこの製品サンプルか?については

現時点では記載しないでおきます。
(個人的に思うところが多々あるので(笑))



ということで今日のところはこの辺で^^



ではまた(^^)/


製作技術と目指す表現?(『君川丸1942(アオシマ版)』製作その3)

今週の更新がぎりぎりになってしまいましたが。。。(笑)


先週からちょっとした予定の変更が入ってしまったので

今日になってしまった次第ですm(__)m


製作記事は引き続き「君川丸1942」(アオシマ版)になります。


船体の溶接痕表現としていったんさっぱりした舷側に

今回はサーフェイサー吹付での段差表現を加えていきます。

というのも。。。。

本来は水平面に対して多少なりとも曲線なのですが

商船型船体の場合さらにそのラインや段差が極端に出るので

ケガキだけのディテールの追加よりも雰囲気が出しやすいと考えています。





kimikawa3315.jpeg


写真で使用しているマスキングテープは

最近発売されたクレオスの和紙のタイプということで試しています。

個人的な感想としては多少強引にフィッティングをかけても

割と素直に追従してくれることと、かなり薄くできているので

サーフェイサーを厚塗りして剝がすときにおこりやすい「まくれ」の

発生を比較的抑えてくれる印象でした^^



縦ラインをケガいた後に艦底色を塗装して作業船台に固定しました。

主な構造物となる艦橋と中央部のデッキなど組み付けて

合わせ目処理などをしていきます。


kimikawa3317.jpg


このキットの弱点(?)でもある

パーツの合わせ目の甘さと支柱などの表現がゴツすぎる部分は

この段階で下処理しておきます。
(このへん含めてアオシマっぽい(笑))


ただ、このあたりの処理を端折ると途端に台無しになるので

手を抜けないところでもあります。



そのほか組み付ける部分を組み付けて先に木甲板表現の作業を進めます。




kimikawa3316.jpeg


kimikawa3318.jpeg


kimikawa3319.jpeg


木甲板の塗装は写真での説明にもあるように

ベース色の後に7色で書き込みしてから軽くベース色でオーバーコートして

さらにブラウンで墨入れを施した状態まで進めておきます。


最終的に黒での墨入れも入るため、ある程度見越して

整えておく必要があります。


これで以降は細かい部分の作り込みの作業に入っていきます。



今日の記事のタイトルのことですが。。。。



これは個人のブログなので(笑)

あくまで個人の考えというか想いの部分の話になります。

俗にいう「ディテールアップ製作」という言葉ですが

僕的にはいわゆる情報を徹底的に盛り込んだ高解像度の作品を目指す、

という風には捉えていません。


わかりにくいかもしれませんが、ただ「細かい」ということではなく

全体を眺めた時には実物のような存在感を感じられつつ、

視点を寄せてきたときに見えてくるものが「ちゃんとそこにある」という”作品”

そんな風にイメージしています。



おかげさまでこのブログも10年を超えて続けてこられていますが

たびたび書いている「バランスの大切さ」は

実はすべてそれを目指して悪戦苦闘、試行錯誤の記録でして(笑)


つまり「技術」とは単に器用に細かいパーツなどを扱って仕上げていくための

ツールやテクニックということではなく、

「どう仕上げていく」ために「何が必要なのか」を考え、見極め

そして”できるまでやり続ける”ことの積み上げでしかない

そう考えています。


そのためにどうステップするのが「比較的好ましい」のか?の一例でしかないと

そんな風に見ていただけると嬉しいです。

2000年ごろまでは1/700なんだから”見えない手すりなんかつけなくていい”的な

考えがある一定数占めていましたがその時点でも

マストやダビッドなどはキットパーツでは太すぎるし形状も不十分、ということで

金属線などで作り変えることや、見栄え的に空中線の表現はイイよね、

的な流れはありました。



実物の写真などを参考に(図面資料なども含めて)全体のイメージを

どうまとめていくか、が

やはりスタート時点で大事なのではないか?という点で

案外昔から変わっていない部分なのかもしれません。



ちょっと長くなりすぎましたが。。。(;^_^A


ブログ開設10年を境に、かつては普通に専門誌などでも

掲載されていたような、今となっては「ロストテクニック(笑)」的な内容も

もう少し丁寧に記事にしていければと、考えています。


ということで今日のところはこの辺で(^^ゞ



ではまた(^^)/


船体処理の続き(『君川丸1942(アオシマ版)』製作その②)

先週に引き続き『君川丸 1942』アオシマ版の製作記事になります。


船体舷側のエッジ部分やスリットの加工を施して

固定用ナットのセッティングまで進んだところで

甲板のパーツを組み付けていきます。





kimikawa3307.jpg


どうしても甲板と船体の接着面に隙間が発生するので(;^_^A

伸ばしランナーなどをミドリ蓋の接着剤で貼り込んでいったり

わずかな隙間で後からやすりが入る部分は瞬着を使って

整えておきます^^



続いて、アンカーレセスや舷窓の位置が分からなくならないように

ポンチで軽く印をつけて船体舷側のモールドを撤去して

船体の美しい曲面を整えていきます。


kimikawa3308.jpeg


kimikawa3311.jpg


kimikawa3312.jpg


kimikawa3313.jpg



アオシマのキットは総じて一見するとモールドなどは”甘め”の

割とだるい印象を持たれがちですが、

基本的なプロポーションはその特徴を良くとらえている

好キットであることが多いです^^


こと”船体”についてはやはり「さすがのアオシマ」と

感心することと思います(^^)/


必要に応じてモールドを思い切ってすべて取り除く作業の後に

丁寧に面を整えていくと「本来の美しい姿」を現してくれる

なかなかどうして”ニクイ”キットであることが多いですね~(笑)



今回はサーフェイサーを使って溶接痕の段差表現で

進めていきましたので、次回はそのあたりもご紹介します。



ということでご覧いただきありがとうございました。


ではまた(^^)/

ご無沙汰しておりますm(__)m

お越しくださいましてありがとうございます!(^^)/


昨年の6月から更新を休止しておりました「工場長の独り言ブログ」

再開でございます(笑)。。。m(__)m

ツイッターなどでは活動の状況をたまにアップしたりしておりましたが

それまで働いてくれたPCがすでに瀕死の状態で(;^_^A
(なんせ作業中に突然落ちるというトラブルを頻発)

ようやく新しいものに変えて環境の移行などもろもろ作業しておりました。。。


年も暦も改まりまして心機一転(当面は週に一回かも?)

始めていきます(^^)/


ということで一発目の製作記事は

アオシマ版「君川丸1942」です。


まずはいつもの?船体の基本処理から始めていきましょう!







kimikawa3301.jpeg



kimikawa3303.jpg



作品を固定するためのナットを接着して、

このキットには付属しているバラスト板も組付けました。

使っているナットはM3サイズの六角ナットを

タミヤの8ミリ透明プラパイプにライターなどで炙って加熱して

ジュワァ~っと埋め込んで作ったものです。


透明なプラパイプを使っている理由の一つに

接着にプラを溶着させるタミヤのミドリ蓋と呼ばれる流し込み接着剤を使うため

船体のパーツにしっかり接着剤が回り込んでくれているか確認しやすいためです^^


瞬着の耐衝撃でも構いませんが、完全に溶着するため

仮にめいっぱい回しこんでしまっても外れることはなく安心です^^

※仮に外れてしまう場合は接着不良かプラパイプ部分が割れるか船底部分がねじ切れるような破壊が起こりますが
その時は最初からねじが斜めに入ってしまって引っかかってしまう状態になってますので
落ち着いて入れなおしましょう(笑)(^^)/


甲板部分を接着する前に作業用の船台に仮に固定してみます。



kimikawa3309.jpg



kimikawa3310.jpg


今回作業用の船台に採用させていただいたのは

アスナロウモデルさんの「デスクトップフリート」シリーズのタイプ1になります。


なかなかかっこいいですよね~(^^)/


製作のモチベーションも上がるというものです^^

気になった方は下にリンクを入れておきますのでチェックしてみてください。
アスナロウモデルデスクトップフリート1



船体の基本処理については次回の製作記事で

アップした写真など含めてご紹介します。



実際の作品の製作作業は割と突貫だったんもので。。。(;^_^A

作業中の写真は少な目で、記事も短めになるかと思います!
(先に言っておきますm(__)m   って今までも大体そんな感じ(笑))



ということでここまでご覧いただきましてありがとうございました。


今後のブログ運営についても

コメントなどでご意見をお寄せください。

昨今のSNS普及などでブログが存在する意義も変わりつつある気がしています。



ただでさえとっつきにくいイメージを持たれがちな艦船模型の世界ですが

「これならできそうかな?」とか「ちょっと作ってみるか」などと

思ってもらえたらうれしいと考えております。


ということで


ではまた(^^)/


プロフィール

ガク@工場長

Author:ガク@工場長
艦船模型を製作しています。
製作依頼は下のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。

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