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船体の工作を進めます(『鳳翔1944』製作その4)

この週末は関東では”花冷え”の雨の週末でしたが

暖かくなる前の息吹を何となく感じつつも

体調を崩しやすいので気を付けて行きましょう(^^)/



さて、フジミ『鳳翔1944』ですが船体部分の追加工作を進めていきます。

キット付属のPEパーツには手すりなどの汎用品は含まれておらず

水密扉なども含めて足りない細かなところは汎用PEから持ってくる必要があります。








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舷側も舷外電路など残りの追加作業も済ませておきます。

ラッタルパーツなどを効果的に使うことで

うるさくない程度の情報量追加ができます^^



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それでは各セクションを少し拡大した写真で追っていきましょう(^^)/
(今回は写真多め?(笑))


艦首回りからぐるりと一周回る感じで。。。

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ざっと流してご覧いただきましたが(^^ゞ

煙突側の右舷の支柱や手すりは組み付けつつ

左舷の方はほとんどこの段階では組み付けずに準備していく流れになっています。

理由は単純で(笑)

左舷側に搭載艇が並列で密集配置になっているためで

船体の塗装が終わってから各部を組付けつつ

外側に張り出している搭載艇までスムーズに作業するためになります。



こんな風に、部位によって進め方を織り交ぜていくと

その後の作業もやりやすくなっていきます^^


長らく普通に進めているように見えるパーツの切り出しから

ゲート処理や形状調整などの下ごしらえまで先にすべてやってしまうのは

その作業を進めながら全体の組み上がりを確認しつつイメージすることを

一番の目的にやっています。


そもそもキットについているインストの組み立て手順も

実際にやる手順から書いているというより

紙面の都合上になることも多く(笑)
(デザイン図の点数の節約も結構大事だったりするメーカー側の都合)

先に一通り見ながら、どのパーツがどこにつくのか?

不要となるパーツがどれになるのか?

などなど。。。。



先にさらっておく意味でも結構大事だったりします(;^_^A


インストの順番どおりでちゃんと組めるはずでしょう!?と

お思いの方も多くいるかと思いますが

「できるけど、組みやすいとは言ってない」

という風にとらえて読み込むことをおススメします(笑)



という事で今日のところはこの辺で

ではまた(^^)/

付け足し作業とエッチング飛行甲板(『鳳翔1944』製作その3)

一昨日と昨日と侍ジャパンの世界一までの試合を

ガッツリ観ていたので(笑)

作業も更新も遅れてしまいましたが(言い訳)


イヤホントに素晴らしい試合でしたね~(*´▽`*)

なんともドラマティックな展開にハラハラし通しでした~

おめでとうございます!!



ということで製作記事に(^^ゞ

もろもろ下ごしらえも整い、いよいよ「引き算」から「足し算」の工程へ


まずは船体の方ですが

削ってしまった舷窓のモールドを復旧していきます^^






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手順としては下ごしらえの段階で

凸モールドとなっている舷窓蓋と庇を削り取った後に

薄っすら痕がわかる段階で塞ぐ窓の位置をポンチで

軽く痕をつけておいてから面だしする、という事と

窓部分の多少エッジが甘くなっている凹モールド部分を

0.5ミリのドリルで軽くさらっておきます。


舷窓の凹モールドを良くドリルで貫通してしまっている例を見かけますが

貫通してしまって問題ないケースは上甲板部分で向こう側との間に

通路などがある場合を除き、向こう側の穴の光が見えてしまうのは

明らかにおかしいので(実際目線に作品を持ってくるとわかってしまう(;^_^A

気になる向きは気を付けて作業しましょう(^^)/


あと、これは蛇足ですが、、、貫通する作業は穴が抜けた後、ドリルを引き抜くときに

ポキン!と折ってしまう事故がよく起こります(笑)

ドリル自体の疲労も早くなるのと、ドリルが入った角度と引き抜くときの角度が微妙に変わってしまうからです

気を付けましょう。。。(;^_^A


続いて船体の付け足し作業の前に

キット付属の最終時の飛行甲板を組み上げていきます。

エッチング甲板なのですが、甲板部分は硬めのSUSプレートになっており

ペラペラ感が少ない分、安定しているので安心して作業できると思います^^


補強桁部分もガイドの溝が入っているので組みやすく

ある程度ゼリー状瞬間接着剤で点付けで組み上げた後に

サラサラタイプのアロンアルファプロ用(耐衝撃)で

隙間に流し込むように接着していくと

ガッチリとした平面と強度が出てきます^^



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エッチングのものに限らず空母の飛行甲板の組み立てで

ポイントになるのは”支柱”部分です^^


船体との組み付け部分の位置を確認しつつ

角度にも注意しながら接着していきますが

甲板側に組み付けるか、船体に立てておくかは

正直ケースバイケースのような気がしています(^^ゞ



今回は前後がエッチング、舷側側はキットパーツになるので

甲板に組み付けてしまっていますが、そのあとの塗装を考えてのことです^^



という事で今日のところはこの辺で


ではまた(^^)/

船体仮組からの先調整(『鳳翔1944』製作その2)

このところ本格的に”三寒四温”という陽気で

春の訪れを実感できる日も増えてきました^^


今年の静岡ホビーショーまでもいよいよ二か月を切ってきているので(大汗)

もろもろギアチェンジしていかないとマズいですね( ;∀;)


さて、『鳳翔1944』ですが

船体の下ごしらえを終えて、飛行甲板の仮組をしながら

二段階目の調整に入ります。

この『鳳翔』については格納庫部分が前後に分かれている関係で

上甲板(木甲板部分)の上に箱型を組み付けていく手順になります。





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木甲板部分の塗装ですが

ベース色に5色を加えて、そのあとに少し薄めに溶いた

クリアイエローをオーバーコートして、最後にブラウンで墨入れをしておきました。


この辺りはまさに”好み”の部分でもあるので

練習なり雰囲気のテストを兼ねて、キットパーツの飛行甲板で

先に試したりすることをおススメします^^
(未だにというか現在も後で不要となる飛行甲板パーツなどで最終的な色のチェックをします)


例えば英国艦などによくみられる”チーク材”であれば

少し赤みを持たせたりするのにクリアアレンジのオーバーコートとか

”ヒノキ材”仕上げの日本の戦艦などではいったんごく明るいグレーを

薄く乗せた後にクリアイエローとか、そんな感じで

全体の雰囲気をご自分の好みの色合いに整える塗装をいろいろ試してみるのも

なかなか面白いと思います。


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最後に飛行甲板の仮組してみて、

支柱の収まりや、格納庫部分の高さの調整をしていきます。

キットによってはびっくりするほど段差ができることもあり、

ただ削って馴らすだけで済ませてしまうと

最後の組み付けの時に”支柱の高さと合わない”とか”位置が合わない”

とか起こってしまって接着が甘くなったり、はたまた組み付け時に余計なところを壊すといった

事故も起こりやすくなります。(;^_^A



さらにこれは平甲板型に限らずいえる注意点ですが

甲板周りのブルワーク、機銃座、高角砲架台や空中線支柱(起倒式マストなど)との

取り合いで干渉したりして後で慌てることがないようにチェックしてください。


感覚としては、(あくまで個人的に)飛行甲板の裏側をいろいろと工作しながら

干渉しそうな部分を組み付けながら都度確認する、

というような作業をするときにイメージを先に掴んでおく事で

実際に組み付けるときに”軽く上から乗せるだけで”きちっとハマる状態を

最初から整えておく事を狙っておきます^^


作業が塗装後になるポイントも多く、作業の後半に緊張する部分でもあるので

できるだけミスの起こりにくい状態を目指していくことで

仕上げまでモチベーションをキープすることもできますしね(笑)



いわゆる”段取り八分仕事二分”というとらえ方で

このあたりから仕上がりに向けての丁寧な”段取り”が後で実に効果的になりますので

じっくりやることをおススメします(^^)/



ということで、今日のところはこの辺で


ではまた(^^)/

久しぶりの空母記事(笑)(『鳳翔1944』製作その1)

世間ではワールドベースクラシックが開催され

わが侍ジャパンの快勝が伝えられていますが、素晴らしいですね~!!(^^)/

このまま世界一まで走り抜けてほしいものです。


さて、今回から航空母艦『鳳翔』の最終状態の製作記事を始めます。

ツイッターにてアンケートにご協力いただきありがとうございました(;^_^A

重巡洋艦と僅差ということもあったのでこの『鳳翔』の次は

重巡洋艦にする予定です^^


では、始めていきましょう~(^^)/






今回のベースキットはこちらになります。

エッチングパーツ付きのスペシャル版で、それを使用することで

飛行甲板が最大限延長された最終時を再現できる内容になっています。
(通常版の場合はその少し前の開戦時~昭和19年初旬ごろまでを製作できます)


まずは船体の基本処理作業から^^


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船体に船底板を組み付けてバラスト板を固定し

当工廠では定番のM3ナットプラリング埋め仕様(笑)を

船体の中心からそれぞれ同じピッチで取り付けドリルで開口していきます。

ナットの固定には写真にあるようにタミヤのミドリ蓋で溶着させることが多いですが

時間短縮をしたい方はアロンアルファのプロ用耐衝撃を

流し込みながら廻り縁まで接着するのもアリです^^



次にキットの状態にもよりますが、写真にあるように

船体と甲板のパーツの合わせ目に隙間ができていることが多いので

伸ばしランナーなどを使ってある程度隙間に入れて置き

接着剤を流し込んで埋めておきます。


この時の手法としてやはり二通りありまして。。。(^^ゞ

ミドリ蓋の接着剤でランナー部分を溶かし込む要領でふやけてきたタイミングで

ヘラなどで優しく抑え込みながら大まかに埋めていき、硬化したらカッターでカンナ掛け→軽くサンディング

というやり方と、

伸ばしランナーで隙間のアンコを入れ込んでから瞬間接着剤をパテ代わりに流し込んで

硬化後に削り込んでいくやり方ですね^^

瞬間接着剤を使う場合はかなりの時間短縮になりますが、余計なところに流れ込むと

そのままアチコチ埋めまくるので(笑)、少しずつ慎重に!



続いて、船体の表現の処理作業として

不要なモールドの撤去と逆に甘い部分の彫り直しや

船体の溶接痕表現としてのケガキ入れなどをやっていきます。



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ここまでくると何となく製作作業に入りだしている実感も出てくるのではないでしょうか?(^^ゞ


溶接痕表現についても手法としてはいろいろとありますが

僕の場合は船体のサイズで決めることが多いですね~(^^ゞ

かなり大きなケースの時はサーフェイサーの段差吹き付けを選ぶ場合もありますが

基本的には1/700の場合はケガキ入れで進めることが多いです。


ラインをがっつり彫り込んで製作されているケースも

たまに目にすることがありますが(縦ラインもレンガ積みの用にキッチリ均等だったり)

個人的には塗装から墨入れなどの仕上げの段階で

ドぎつくなり過ぎて台無しに見えてしまうこともあるので

お好みに応じていろいろと試してみるといいかもしれませんネ^^



なぜそう見えるのか?という点を軽く説明すると

そもそも船体の溶接痕は(と一口に言ってますが重ね鋲接も含みます)

実艦のそれを1/700に換算すると約0.1ミリ幅になります。

その段差部分はつまり鋼板のエッジ部分となるので

普通に考えると見える幅にはならないわけです。(笑)

模型的なエフェクトを考えてそれをどこまで強調するか?

そういった捉え方や考え方をすることで仕上がった時の

全体的なバランスが持つ”説得力”に繋がると個人的には考えています(^^ゞ


残されている実艦のわりと鮮明な写真や、今や記念艦として残されている唯一の「三笠」を

見る機会があるとより想像しやすいかもしれません。



ということで、今日のところはこの辺で。。。


ご覧いただきありがとうございます、ではまた(^^)/

『信濃1944』(Fic.)完成写真です(『信濃1944』製作その7)

タミヤ版『信濃1944』(Fic.)完成写真です^^


ご覧ください。






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いわゆる”架空”設定になるのと


実艦の詳細がほとんど不明という事で


かなり”自由”に製作した作品になりました(^^ゞ


大和型3番艦として起工し、途中で航空母艦に変更されて建造された『信濃』


”もし”就役して出撃出来ていたら、、、


そういう想いを馳せてしまう艦の一つですね~


個人的に製作上のポイントとなる部分をある程度把握することで来たので


フジミ版のキット含めてまたいずれ製作したいと思いました^^


ここまで、ご覧いただきありがとうございます。




ではまた(^^)/

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