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『飛鷹』仕上げ作業


関東は朝から冷たい雨ですね^^;

こう陽気がおかしいと体調も崩しやすいですから気を付けていきたいですね・・・
すっかり調子が悪いです(--)

さて、『飛鷹』いよいよ仕上げ作業です。
まずは真鍮線などで艦橋後部のメインマストを組み上げました。
Y字型のヤードは横桁に比べてかなり長くなっているのが特徴ですね^^




塗装して組み上げて白線をマスキング塗装しました。

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今回、後部の丸帯と艦尾右側にあるとされている『飛鷹』の識別文字である”ひ”を入れませんでした。
竣工して『隼鷹』と第4航空戦隊を構成した時に慣熟訓練を行っていましたが、その時に『飛鷹』は”ひ”、『隼鷹』は”じ”の文字が書かれていました。

正規空母はカタカナ、改装空母、軽空母はひらがなとされていましたが、ミッドウェー海戦の大敗に教訓として消されていたと考えられているからです。その後対潜迷彩など施すようになって一部の空母で表記が復活している記録もありますので時期がどのタイミングかは判断が難しいところです。

そのほか同時期の『隼鷹』の場合は中央の線が太く、艦尾の紅白の識別帯の幅もより艦首方向に広かったとされています。

模型映えの点からもかなりぎりぎり細くしてみました。

残りの艤装とアンテナマストを取り付けて・・・

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張り線や信号旗など最終仕上げで完成です!^^

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第4航空戦隊の旗艦として将旗を掲げてみました~
実際には出撃直後に機関故障で艦隊から離れてしまったので『隼鷹』に旗艦はうつされてしまったのですが、
出撃時ということで^^;

艦載機は零式21型艦上戦闘機と99式艦上爆撃機が搭載されていました。97艦攻はなかったのはおそらく飛行甲板の長さと最高速度の部分で懸念されて発着艦に支障があるのではないか?ということで配備されませんでしたが、実戦では何ら問題はなかったようです。

黄帯一本の艦載機群

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飛行甲板に並べて…

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う~~ん、カッコイイ^^

詳細は当工廠のHPに掲載しています。よろしかったらごらんくださいませ。

船体が客船、艦橋が煙突一体型の先進的なシルエットでなんともいえない魅力があると思います。
『飛鷹』は残されている資料が『隼鷹』に比べて極端に少ないことから作例もあまり見ないのですが、やはり揃えたいですよね~^^;

最終時の『隼鷹』と並べるとまた変化もわかって面白いでしょうね^^

今回は往年の名キットをベースに、いわゆる専用のパーツといったものは使用していません。
一般に手に入る汎用パーツなどを多少加工しつつ製作していきました。

傾斜煙突の艦橋を持つ空母は他に『大鳳』『信濃』がありますが作ってみたくなりますね^^

ご覧いただきましてありがとうございました!

『飛鷹』完了です。

次回はまた違うテーマの掲載をスタート(再開?)する予定です。

ではでは^^




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煙突一体式島型艦橋

関東はようやく久しぶりの晴れです^^:

もう少し暖かくなってくれると製作も心地よく進みますけどまだまだ肌寒いですね~

『飛鷹』です。

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不要なモールドは削り落として艦橋前方の見張り台のパーツを取り付ける穴はふさいでおきます。
後部は機銃が増設される前なので形状を修正しておきます。

『飛鷹』とこの時期の時期の『隼鷹』は煙突に伸びる配管のルートが一部キットとは違います。
太い6本の配管のうち、一番後ろの2本は直線に伸びています。また、写真ではわかりにくいですが
煙突の形状も平行な長丸ではなく後部に向かって少し細く、上から見るとたまご型のようになっています。
この辺が一番の違いの特徴になると思います。

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もろもろ作りこみの完了した状態です。

艦橋前部の94式高射装置はカバー付き、その前の90式高射装置もカバー付きなのが『隼鷹』との違いです。
『隼鷹』は露出型のまま大戦中中期まで変化がありませんでした。

21号電探の位置もキットでは前すぎるので台座ごと作り直して位置も修正しています。
あとは特徴的な飛行甲板に向けての大型のスピーカーがありますが、プラ材で作りつけました。

煙突中央の信号灯等の台座も、キットでは2段なのですが、当初は3段ありました。

・・・しかし、この時期の瞬着の痕は白化しやすいのでちょっと写真も汚らしいですね・・・(--;)

この後、メタルプライマーを吹いてから塗装します。

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ガイアカラーの呉工廠色で塗装しています。

注意が必要なのは空母の島型艦橋にあるブリーフィング用の黒板なのですが、色は若干青みが買った”黒”です。
現在一般的になっている濃緑色の黒板は昭和27年に発明採用されたもので、よく作例で緑に塗られているものを見かけますがまだ存在していないので気を付けたほうが個人的にはいいと思います。半光沢に近く縁は樫等の固い木材で額縁が取り付けられていました。

GSIクレオスのカウリング色が近い感じだと思いますね^^
調色される場合は艶消し黒に光沢の青と白を少し混ぜる感じです。

特徴的な傾斜煙突と艦橋ができましたので、船体に取り付けていよいよ仕上げ作業です。

次回は完成までの記事の予定です。

ではでは^^

『飛鷹』飛行甲板

関東は寒い天気が続いています・・・・( 一一)

少し前にぐっと暖かくなってもうストーブもいらないかな?と思ったりしましたけど
震えが来るほど寒さが戻ってきてしまいましたね~
早く暖かくなってほしいです。

さて、『飛鷹』ですが、今回は飛行甲板。

キットの飛行甲板のモールドはすべてさっぱり削り取って木甲板のモールドをカッターで
引き直して、係止用環の表現を穴打ちしておきます。

飛鷹型の客船改装空母は飛行甲板上にいわゆる継ぎ目はありません。
なので一枚板のように続きます。

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5色塗り分け塗装の後、イエローとバフをそれぞれ薄めたものを仕上げに拭いています。
この辺の色調の仕上がり具合は好みになると思います。実際にはかなり白かったと思いますがこの辺りは模型的な見栄えも考慮しています。エレベーターや鉄甲板部分はグレーを4色塗りわけでそれらしく仕上げていきます。

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船体に組み付けて、艦尾の識別帯を塗り終えたところです。
ピッカピカの新品みたいですね^^

この時に注意するのは艦橋の前後部分で、キットでは『隼鷹』の最終時をプロトタイプとしているので
前部、後部とも機銃座などにあたる張り出し部分は削りとっておきます。

また、艦橋後ろのマストの下には竣工時、ブルワークがありますので取り付けておきます。

さらに高角砲の射界制限柵と空中線の支柱を付けて船体色を吹き付けました。

次回は艦橋の製作です^^

ご覧いただきありがとうございました~

ではでは^^

寒いですね~^^;

ご無沙汰しております・・・・(--;)
性格なんでしょうかね・・・・更新またひと月たってしまっていました・・・・

すみません。

パソコンが嫌いなのも理由(いいわけ)何でしょうか・・・・(汗)

昔は触るの好きだったんですけど、年でしょうか?(@@)

さて、製作記事ですが『飛鷹』です^^;
完成まで何回かに分けて掲載します。

キットはタミヤの往年の名キット『隼鷹』なんですけど、前回船体の処理とアンカーレセスの位置が
間違っているので修正した記事から続きです。

舷外電路やスポンソンの表現で、ある程度キットパーツを生かしつつ、
補強部分の三角板は必要に応じて穴あき三角板を張り付けていきました。
高角砲支柱は3ミリプラ丸棒を使っています。




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ここで修正忘れに気づいて慌ててパテ打ち・・・(汗)

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ここです…^^;

このデッキ下は航走波の対策のために直後の高角砲の台座同様補強部分を丸くカバーしてあります。
なので慌ててパテを盛り付けて削り出しました。
気づいたのは、三角板を付けなくちゃとおもいつつ削ろうとしたときに「あれ?」
資料写真を何の気なしに眺めていて「!!」と気づきました^^;

危ない危ない

さて、『隼鷹』と『飛鷹』では違いはそれほどないのですが、細かいところが
違ってきます。
この段階では舷外電路の経路が艦中央部分で若干違います。
『飛鷹』に関しては残されている写真資料が極端に少なく、推測の域は出ませんが
『隼鷹』が損傷修理の際に残した写真のいくつかから、『隼鷹』のほうが終戦時には
かなり修理改修に応じて変化していることがわかります。
なので、逆に『隼鷹』の資料をさかのぼることで『飛鷹』の姿を推測できるという考え方で
リサーチしていきました。艦橋と一体になっている傾斜煙突の配管の様子などですね^^


次回は引き続き艦橋回りの製作記事の予定です^^

ではでは

空母飛鷹

今回はまたほとんど作例を見ないテーマです。

以前からちょこちょこと進めていましたがまずまず掲載できるかなと思いスタートしますσ(^_^;)



船体の基本工程です。
往年の名キットですが細々修正が必要なので大まかにモールドは削り取りカーブラインを出していきます。

元が客船ですから、また違う感じで面白いですよね(^。^)



一番はアンカーレセスの位置が違うのでパテで埋めてから全体を少しシャープに削り出していきました。

一応製作年次を最終時としているので、そのあたりのリサーチを含めて艦載機などアップしていきます(*^^*)

ではでは

次回は一応ティルピッツの予定です( ̄^ ̄)ゞ
ドイツレベルのキットを検証します。
プロフィール

ガク@工場長

Author:ガク@工場長
艦船模型を製作しています。
製作依頼は下のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。

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