製作技術と目指す表現?(『君川丸1942(アオシマ版)』製作その3)
今週の更新がぎりぎりになってしまいましたが。。。(笑)
先週からちょっとした予定の変更が入ってしまったので
今日になってしまった次第ですm(__)m
製作記事は引き続き「君川丸1942」(アオシマ版)になります。
船体の溶接痕表現としていったんさっぱりした舷側に
今回はサーフェイサー吹付での段差表現を加えていきます。
というのも。。。。
本来は水平面に対して多少なりとも曲線なのですが
商船型船体の場合さらにそのラインや段差が極端に出るので
ケガキだけのディテールの追加よりも雰囲気が出しやすいと考えています。


写真で使用しているマスキングテープは
最近発売されたクレオスの和紙のタイプということで試しています。
個人的な感想としては多少強引にフィッティングをかけても
割と素直に追従してくれることと、かなり薄くできているので
サーフェイサーを厚塗りして剝がすときにおこりやすい「まくれ」の
発生を比較的抑えてくれる印象でした^^
縦ラインをケガいた後に艦底色を塗装して作業船台に固定しました。
主な構造物となる艦橋と中央部のデッキなど組み付けて
合わせ目処理などをしていきます。

このキットの弱点(?)でもある
パーツの合わせ目の甘さと支柱などの表現がゴツすぎる部分は
この段階で下処理しておきます。
(このへん含めてアオシマっぽい(笑))
ただ、このあたりの処理を端折ると途端に台無しになるので
手を抜けないところでもあります。
そのほか組み付ける部分を組み付けて先に木甲板表現の作業を進めます。



木甲板の塗装は写真での説明にもあるように
ベース色の後に7色で書き込みしてから軽くベース色でオーバーコートして
さらにブラウンで墨入れを施した状態まで進めておきます。
最終的に黒での墨入れも入るため、ある程度見越して
整えておく必要があります。
これで以降は細かい部分の作り込みの作業に入っていきます。
今日の記事のタイトルのことですが。。。。
これは個人のブログなので(笑)
あくまで個人の考えというか想いの部分の話になります。
俗にいう「ディテールアップ製作」という言葉ですが
僕的にはいわゆる情報を徹底的に盛り込んだ高解像度の作品を目指す、
という風には捉えていません。
わかりにくいかもしれませんが、ただ「細かい」ということではなく
全体を眺めた時には実物のような存在感を感じられつつ、
視点を寄せてきたときに見えてくるものが「ちゃんとそこにある」という”作品”
そんな風にイメージしています。
おかげさまでこのブログも10年を超えて続けてこられていますが
たびたび書いている「バランスの大切さ」は
実はすべてそれを目指して悪戦苦闘、試行錯誤の記録でして(笑)
つまり「技術」とは単に器用に細かいパーツなどを扱って仕上げていくための
ツールやテクニックということではなく、
「どう仕上げていく」ために「何が必要なのか」を考え、見極め
そして”できるまでやり続ける”ことの積み上げでしかない
そう考えています。
そのためにどうステップするのが「比較的好ましい」のか?の一例でしかないと
そんな風に見ていただけると嬉しいです。
2000年ごろまでは1/700なんだから”見えない手すりなんかつけなくていい”的な
考えがある一定数占めていましたがその時点でも
マストやダビッドなどはキットパーツでは太すぎるし形状も不十分、ということで
金属線などで作り変えることや、見栄え的に空中線の表現はイイよね、
的な流れはありました。
実物の写真などを参考に(図面資料なども含めて)全体のイメージを
どうまとめていくか、が
やはりスタート時点で大事なのではないか?という点で
案外昔から変わっていない部分なのかもしれません。
ちょっと長くなりすぎましたが。。。(;^_^A
ブログ開設10年を境に、かつては普通に専門誌などでも
掲載されていたような、今となっては「ロストテクニック(笑)」的な内容も
もう少し丁寧に記事にしていければと、考えています。
ということで今日のところはこの辺で(^^ゞ
ではまた(^^)/
先週からちょっとした予定の変更が入ってしまったので
今日になってしまった次第ですm(__)m
製作記事は引き続き「君川丸1942」(アオシマ版)になります。
船体の溶接痕表現としていったんさっぱりした舷側に
今回はサーフェイサー吹付での段差表現を加えていきます。
というのも。。。。
本来は水平面に対して多少なりとも曲線なのですが
商船型船体の場合さらにそのラインや段差が極端に出るので
ケガキだけのディテールの追加よりも雰囲気が出しやすいと考えています。


写真で使用しているマスキングテープは
最近発売されたクレオスの和紙のタイプということで試しています。
個人的な感想としては多少強引にフィッティングをかけても
割と素直に追従してくれることと、かなり薄くできているので
サーフェイサーを厚塗りして剝がすときにおこりやすい「まくれ」の
発生を比較的抑えてくれる印象でした^^
縦ラインをケガいた後に艦底色を塗装して作業船台に固定しました。
主な構造物となる艦橋と中央部のデッキなど組み付けて
合わせ目処理などをしていきます。

このキットの弱点(?)でもある
パーツの合わせ目の甘さと支柱などの表現がゴツすぎる部分は
この段階で下処理しておきます。
(このへん含めてアオシマっぽい(笑))
ただ、このあたりの処理を端折ると途端に台無しになるので
手を抜けないところでもあります。
そのほか組み付ける部分を組み付けて先に木甲板表現の作業を進めます。



木甲板の塗装は写真での説明にもあるように
ベース色の後に7色で書き込みしてから軽くベース色でオーバーコートして
さらにブラウンで墨入れを施した状態まで進めておきます。
最終的に黒での墨入れも入るため、ある程度見越して
整えておく必要があります。
これで以降は細かい部分の作り込みの作業に入っていきます。
今日の記事のタイトルのことですが。。。。
これは個人のブログなので(笑)
あくまで個人の考えというか想いの部分の話になります。
俗にいう「ディテールアップ製作」という言葉ですが
僕的にはいわゆる情報を徹底的に盛り込んだ高解像度の作品を目指す、
という風には捉えていません。
わかりにくいかもしれませんが、ただ「細かい」ということではなく
全体を眺めた時には実物のような存在感を感じられつつ、
視点を寄せてきたときに見えてくるものが「ちゃんとそこにある」という”作品”
そんな風にイメージしています。
おかげさまでこのブログも10年を超えて続けてこられていますが
たびたび書いている「バランスの大切さ」は
実はすべてそれを目指して悪戦苦闘、試行錯誤の記録でして(笑)
つまり「技術」とは単に器用に細かいパーツなどを扱って仕上げていくための
ツールやテクニックということではなく、
「どう仕上げていく」ために「何が必要なのか」を考え、見極め
そして”できるまでやり続ける”ことの積み上げでしかない
そう考えています。
そのためにどうステップするのが「比較的好ましい」のか?の一例でしかないと
そんな風に見ていただけると嬉しいです。
2000年ごろまでは1/700なんだから”見えない手すりなんかつけなくていい”的な
考えがある一定数占めていましたがその時点でも
マストやダビッドなどはキットパーツでは太すぎるし形状も不十分、ということで
金属線などで作り変えることや、見栄え的に空中線の表現はイイよね、
的な流れはありました。
実物の写真などを参考に(図面資料なども含めて)全体のイメージを
どうまとめていくか、が
やはりスタート時点で大事なのではないか?という点で
案外昔から変わっていない部分なのかもしれません。
ちょっと長くなりすぎましたが。。。(;^_^A
ブログ開設10年を境に、かつては普通に専門誌などでも
掲載されていたような、今となっては「ロストテクニック(笑)」的な内容も
もう少し丁寧に記事にしていければと、考えています。
ということで今日のところはこの辺で(^^ゞ
ではまた(^^)/
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