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構造物の製作(艦橋回り編)(『摩耶1944』製作その4)

ピット版『摩耶1944』製作は艦橋回りへ進めていきます。


構造物の基礎部分を組み上げた後に、窓枠を先にまとめて

各階層のパーツをさらに組み上げて艦橋全体のシルエットを先に出していきました。


写真ではポイントとなる手を加えた部分に矢印をしておきました。
(煙突周りについては次回以降に^^)






maya2318.jpg


maya2319.jpg


専用となるエッチングパーツはピットロードでリリースされている

ステンレスのもので(写真では銀色の部分)

それ以外は汎用品で追加していきました。


窓枠の一部と、前マストと電探程度しかないので

圧倒的に足らなくなりますが、その分キットパーツの形状自体から

実艦に近づけるポイントを「付け足していく」作業で、

おおむね近づけることがやりやすい(判断しやすい)と考えられます。


高雄型の中でもこの最終時の『摩耶』はその特徴的な

「面構成」のシルエットを良く出していると思います。


なので、この下処理が丁寧であるほど、

今回の作業は把握しやすくなる面もあると考えています。



maya2320.jpg





maya2321.jpg


使用しているピット版のエッチングパーツについては

特にマストの基部に当たる四角い部分のフィッティングが少しシビアです。


横から見て、煙突側の二本は垂直になっています。

この辺りを意識しつつ、艦橋のデッキに乗りかかる前二本の接着位置も

そのままドンピシャに来るように設計されています。
(FHもコのパーツはそのまま同じ)


なので、丁寧に組み上げればそのままちゃんと座ってくれるので

この角度が決まらずに前後左右に傾く場合は、

下処理含めて、組み上げもどこかズレていることになるので

できるだけ丁寧かつ何度も仮組しながら確認して進めていきましょう^^



トップの電探が設置されている部分もこれがちゃんと決まらないと

傾いてしまい、そのまま21号電探の収まりに影響します。


今回は横桁に当たる水平ヤードも、両端に向けてテーパーを付けて

先が少し細くなるようにしてあります。



こういった細かいことの積み重ねが

最終的に見た時のスケール感を「バグらせる」

重要なポイントなります。

先に完成時の艦橋周辺の写真を載せておきます^^
(クリックすると拡大版でご覧いただけます)

maya008.jpg


割と細部ばかりに目が行きがちですが、

このどっしりとした存在感がまずは大事なところで


そのための細部の情報量というとらえ方をしてもらえると

「何が必要な部分で、何がそれほど見えてないか?」

そんな目線でいろんな作品を見ることができるかと思います(^^)/


窓枠と天盤のパーツの間に隙間があったり、

マストと艦橋の水平に違いがあると、

せっかく苦労して組付けて行ったモロモロも


ひどく”雑”な印象を与えてしまう事と


「細くあるべきところが細い」ことと、「薄くあるべきところが薄い」事が


いかに作品の与える印象を変えてしまうかがわかってくるかと思います。


「細かい」のではなく、「細く、薄く」がポイントという事ですね(^^)/



ちょっと長くなりましたが今日のところはこの辺で


ではまた(^^)/

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ガク@工場長

Author:ガク@工場長
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