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船体処理の続き(『君川丸1942(アオシマ版)』製作その②)

先週に引き続き『君川丸 1942』アオシマ版の製作記事になります。


船体舷側のエッジ部分やスリットの加工を施して

固定用ナットのセッティングまで進んだところで

甲板のパーツを組み付けていきます。





kimikawa3307.jpg


どうしても甲板と船体の接着面に隙間が発生するので(;^_^A

伸ばしランナーなどをミドリ蓋の接着剤で貼り込んでいったり

わずかな隙間で後からやすりが入る部分は瞬着を使って

整えておきます^^



続いて、アンカーレセスや舷窓の位置が分からなくならないように

ポンチで軽く印をつけて船体舷側のモールドを撤去して

船体の美しい曲面を整えていきます。


kimikawa3308.jpeg


kimikawa3311.jpg


kimikawa3312.jpg


kimikawa3313.jpg



アオシマのキットは総じて一見するとモールドなどは”甘め”の

割とだるい印象を持たれがちですが、

基本的なプロポーションはその特徴を良くとらえている

好キットであることが多いです^^


こと”船体”についてはやはり「さすがのアオシマ」と

感心することと思います(^^)/


必要に応じてモールドを思い切ってすべて取り除く作業の後に

丁寧に面を整えていくと「本来の美しい姿」を現してくれる

なかなかどうして”ニクイ”キットであることが多いですね~(笑)



今回はサーフェイサーを使って溶接痕の段差表現で

進めていきましたので、次回はそのあたりもご紹介します。



ということでご覧いただきありがとうございました。


ではまた(^^)/

ご無沙汰しておりますm(__)m

お越しくださいましてありがとうございます!(^^)/


昨年の6月から更新を休止しておりました「工場長の独り言ブログ」

再開でございます(笑)。。。m(__)m

ツイッターなどでは活動の状況をたまにアップしたりしておりましたが

それまで働いてくれたPCがすでに瀕死の状態で(;^_^A
(なんせ作業中に突然落ちるというトラブルを頻発)

ようやく新しいものに変えて環境の移行などもろもろ作業しておりました。。。


年も暦も改まりまして心機一転(当面は週に一回かも?)

始めていきます(^^)/


ということで一発目の製作記事は

アオシマ版「君川丸1942」です。


まずはいつもの?船体の基本処理から始めていきましょう!







kimikawa3301.jpeg



kimikawa3303.jpg



作品を固定するためのナットを接着して、

このキットには付属しているバラスト板も組付けました。

使っているナットはM3サイズの六角ナットを

タミヤの8ミリ透明プラパイプにライターなどで炙って加熱して

ジュワァ~っと埋め込んで作ったものです。


透明なプラパイプを使っている理由の一つに

接着にプラを溶着させるタミヤのミドリ蓋と呼ばれる流し込み接着剤を使うため

船体のパーツにしっかり接着剤が回り込んでくれているか確認しやすいためです^^


瞬着の耐衝撃でも構いませんが、完全に溶着するため

仮にめいっぱい回しこんでしまっても外れることはなく安心です^^

※仮に外れてしまう場合は接着不良かプラパイプ部分が割れるか船底部分がねじ切れるような破壊が起こりますが
その時は最初からねじが斜めに入ってしまって引っかかってしまう状態になってますので
落ち着いて入れなおしましょう(笑)(^^)/


甲板部分を接着する前に作業用の船台に仮に固定してみます。



kimikawa3309.jpg



kimikawa3310.jpg


今回作業用の船台に採用させていただいたのは

アスナロウモデルさんの「デスクトップフリート」シリーズのタイプ1になります。


なかなかかっこいいですよね~(^^)/


製作のモチベーションも上がるというものです^^

気になった方は下にリンクを入れておきますのでチェックしてみてください。
アスナロウモデルデスクトップフリート1



船体の基本処理については次回の製作記事で

アップした写真など含めてご紹介します。



実際の作品の製作作業は割と突貫だったんもので。。。(;^_^A

作業中の写真は少な目で、記事も短めになるかと思います!
(先に言っておきますm(__)m   って今までも大体そんな感じ(笑))



ということでここまでご覧いただきましてありがとうございました。


今後のブログ運営についても

コメントなどでご意見をお寄せください。

昨今のSNS普及などでブログが存在する意義も変わりつつある気がしています。



ただでさえとっつきにくいイメージを持たれがちな艦船模型の世界ですが

「これならできそうかな?」とか「ちょっと作ってみるか」などと

思ってもらえたらうれしいと考えております。


ということで


ではまた(^^)/


最終仕上げ作業と完成写真(『橘1945』製作その5)

ヤマシタホビー版改丁型『橘1945』の完成まで^^


艤装作業が終わってからサビや汚し表現を加えて

スミイレした後にトップコートをかけて

残すは最終仕上げへ






tachibana2331.jpg


tachibana2332.jpg


tachibana2333.jpg


艦後部の機銃座の後ろ、連装高角砲の背にある

棚のような装備物はキットでは箱型のモールドとなっていて

これはタミヤの松型やピットロードの橘型のいずれとも同じ表現です。

実際には上下二段の棚のようになっていて

予備弾など搭載されている部分です。


ここはかなり目立つ部分なので金属材などで

作り直して組み付けています。




この作業で、いわゆる作品に”魂”が宿る瞬間というか

いつもこの作業で個人的には単なる”キット製作品”から

僕の”作品”としてナンバーリングされる時でもあります(^^ゞ
(実際のこの段階で記録用タグ紙に通算ナンバーを入れています)


使っているものはいつものエナメル系の塗料と溶剤ですが

部位によってその塗り落としの具合をかなり変えています。

もう一つは最近試そうと思って手に入れたトップコート剤(塗料)の

質感をチェックする意味合いも兼ねていました。
(GSIクレオスのUVカット成分入りのなめらか艶消しタイプ)


これもやはり部位によって吹き付ける量を少しコントロールしています。

スミイレなどでいったん明度が落ちた状態を

このトップコートで少し持ち上げてあげる感じ、という方がわかりやすいかもしれません(^^ゞ


質感まではなかなか写真では伝わりにくいですが

完成写真撮影時に結構変わることがわかります^^




ということで貼り線やロープ表現、旗などとりつけて完成(^^)/


tachibana2334.jpg


tachibana2335.jpg


tachibana2336.jpg


ということで完成時の写真(出品用)を撮影しました^^

オークションをご覧いただいた方にはすでに見てくださっていると思いますが

一部を掲載します。


tachibana2007-vert.jpg


tachibana2008-vert.jpg


tachibana2104-2-vert.jpg



撮影は白背景ですべて一発撮りにしています。

こと艦船は前後方向に撮影するときにピントを全体に合わせるのが難しく

逆にそのアングルをキチンととらえることで”フネ”らしい”大きさ”を

感じてもらえるように気を付けています。


またいわゆる見栄えを良くする意図での編集でのエフェクトは一切していません。

撮影時は晴れの日中の屋内ということで若干青みが出ている感じに

見えるかと思います(^^ゞ


撮影時の照明の色温度をできるだけ自然光(晴天)のカーブラインに整えることで

実物により近い風合いをとらえるように心がけているつもりです。


何が一番重要なのかについては

各々状況に応じて違ってくるのでこれが”正解”という風に捉えてほしくないのですが

理想は”作品”=”写真”なんですけどこれがなかなか難しく

感覚的には”作品”>”写真”という位置づけになるように気を付けています。

白背景というのもその意味が非常に強いです。
(作品のディテール、色味などに誤魔化しが効きにくい)

要は”粗をわかりやすくしておく”事がとても大事という

一見すると真逆とも思えるスタンスでほぼすべての作品の写真を撮っています。



つまり、「実物を手にしていただいた時に写真と比較して”嘘”がない」

これが一番大切だと考えているからになります。


と同時に常に完成写真をチェックしながら

テスト部分やダメ出しを整理して次へ、
(書き出すことが結構大事だったりします(^^ゞ)

この繰り返しを積み重ねていっています。



こういった話は今までブログでは書いてこなかったのですが

自分ではまだまだと思いつつもいつかはたどり着きたい

目標もあるので(;^_^A

少しでも当工廠のスタイルなりをわかっていただけたら嬉しい限りですm(__)m



通算1000本になるころにはどうにかしたいなぁ。。。。(=_=)




ということで今日のところはこの辺で^^

次回からまた違うテーマでの掲載予定です

ご覧いただきありがとうございます


ではまた!(^^)/

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塗装して艤装作業まで(『橘1945』製作その4)

ヤマシタホビー版改丁型『橘1945』はいよいよ仕上げに向けて

作業は佳境に入ってきたところになります^^


マスキングからの船体塗装を済ませて

一部モールド撤去の際に無くなってしまった

リノリウム抑えを0.1mm真鍮線で復旧


主だったものを艤装していきました。







tachibana2324.jpg


この時期の演出表現としては定番となっている

機銃座周りのブルワークに弾片防御ロープ表現を

金属線を何本か撚り合わせて作ったものを

塗装して組付けていきました。



tachibana2325.jpg


tachibana2326.jpg


また以前からずっと気にしていた25ミリ機銃などの

対空機銃の銃身部分に

GSIクレオスのグラファイトブラックを使ってみました(^^)/


黒(艶消しもあり)や黒鉄色といったものや

スミイレの時にそのまま強めに塗ったりと

いろいろと試していましたがこのスケール(350含む)で

気に入った塗装がずっとできずにいました(;^_^A


この塗料は非常にメタリック部分の粒子が細かく

黒もしっかり出てくれるのでようやく個人的にキマッた感触でした。


これにスミイレの度合いをコントロールすることで

見る角度によってわずかに金属的なキラっとした

質感を狙えると思います^^


tachibana2327.jpg


tachibana2328.jpg


tachibana2329.jpg


最終仕上げ前のキャンバス表現や、細部の塗装を済ませて

いよいよ作業は最後の段階に(^^)/


写真でも簡単に記載していますがこのキット

非常に細部のパーツの表現が

それまでより一層磨きがかかっている感触で

その都度驚きを感じつつ感動してしまいます(笑)



パーツの分割やモールドのデザインなど

個人的には思うところもアチコチあるにはあるんですが
(これはホントに細かい話w)

いわゆる”調理法”的なスタンスとしては

ホントは”細くしたかったけど”っていうのと

”もっと薄くしたかったけど”これくらいが今現在ギリギリ!

っていう部分を汲み取って手を入れてあげる程度で


さらに劇的に見違える仕上がりとなる


そんな印象となっていました(^^)/




率直に「いやぁホントスゴイ!」という感想です。



ということで今日のところはこの辺で

次回は最終仕上げから完成写真までの掲載予定です。


ではまた(^^)/


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塗装前までの作業完了(『橘1945』製作その3)

昨日は関東が梅雨入りしたとのことで。。。
(例年より一日早いそうです)

しばらく間は湿気に気を付けつつ過ごしていく必要がありますねぇ(=_=)


この時期は特に気温があまり上がらずにジメジメとしてくるので

瞬着やら塗装やら気をつかいながらの作業が続きます(^^ゞ


という事で、、、

ヤマシタホビー版『橘1945』は塗装作業に入るまでの

工作作業を完了するところまで(^^)/






tachibana2318.jpg


tachibana2319.jpg


tachibana2320.jpg


手すり周りのちょっとした部分を付け加えて行く感じです。

単装機銃の防楯や艦首主砲周りの一段高くなっている手すり部分など

丁型の特徴と雰囲気を足していく感じで進めていきました^^

細かい事ですが、艦首の単装砲前の波除板のパーツも

端部を薄く見えるように少し削りこんでいくことで

全体のディテールのバランスをとっていきました^^



最後にそのほかの兵装と搭載物など



tachibana2321.jpg


tachibana2322.jpg


小発の形状も素晴らしく、デッキ部分のやや大げさな木敷の表現などは

塗装した後のスミ入れでちょうどよく仕上がる感じだと思います。

今回は艦首、艦尾の主兵装である高角砲の砲身は

キットパーツの先端をドリル開口で仕上げています。


気になる向きは金属砲身に入れ替えることでよりシャープに

仕上げる事が出来るかと思います。
(今回はテストピースなので敢えてキットパーツの工作で雰囲気を確認)



これでいよいよ船体塗装から仕上げまでの準備が整いました。


ではまた(^^)/


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